1996年「+1キャンペーン」のスペシャルマジック。パテオ・フォースという原理がありますが、これは相手とマジシャンが交互に2枚のカードを選び、お互いがそのうちの1枚を捨てていくというものです。その結果、最後に残る1枚を特定のものにコントロールできるようになっています。巧妙な原理ではあるのですが、なぜそのような過程を踏んで1枚のカードを選ばなければならないかという根本的な不自然さがあります。下村知行は、それを自然に見せる演出は何かということを考え、勝ち抜き戦というテーマにたどりつき「超能力バトル」を完成させました。
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