手品師は観客から紙幣を借り、この紙幣の最後の3桁の数字を良く覚えておくように言います。
客の紙幣は折り畳んでから筒状に丸められ、輪ゴムで止められます。
そして手品師は、これから熱をこの紙幣に与えることにより不思議なことを演じてみせるといいます。
手品師は熱を与えるための道具として、ライターを取り出してきます。
そして、客の紙幣をライターの火にかざすのです。 しばらくして手品師は、 「どうも、この紙幣
この持ち主の方は、ちょっとしたはずみで、 自分の紙幣に火がついてしまうのを心配しているようですね。 まあ、 ときどき、紙幣を燃やしてしまう手品師もいるんですがね。
これからお見せするのは、 紙幣を燃やしてしまう手品とは全く違います。
お客さまもご心配なさっているようですから、こうしましょう。 」 と言いながら、紙幣をハンカ
チに包み、この紙幣の持ち主である客自身にライターを持たせ、 ハンカチの周りをライターの炎であぶってもらいます。
しばらくして、ハンカチの包みを開き、中の紙幣がどうなったかを確認します。
ところが、ハンカチの中の紙幣は跡形もなく消えてしまっているのです。
手品師の両手をあらためますが、 空っぽです。
もちろん、ハンカチの中にも紙幣は隠されていません。
必要なら、客にハンカチを十分に調べてもらうことができます。
手品師は、 突然、 紙幣に何が起こったのかわかったと言い、 紙幣はあまり暖め過ぎたので、 炎に吸い込まれてしまったのだと説明します。
手品師は、客の持っているライターの上部をねじってはずすように言います。
客がライターの上部をはずして筒の中を覗くと、 そこに紙幣があるではありませんか。
紙幣を取り出し、 輪ゴムをはずし、番号を確認します。
勿論、 客の紙幣に間違いありません。
日本語解説書
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英語解説書
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解説DVD
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付属品
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状態
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〇 |
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A |
備考 |
中古品です。
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