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ケースに10円玉、50円玉、100円玉を入れ、紙をはさんでフタをします。ケースについている3つの穴から、つぎつぎに鉛筆を突きさしてゆき、完全に3枚のコインに鉛筆が通ったことを見せます。鉛筆をぬいて紙をどけると、紙には3つの穴があいていますが、ケースの中のコインには穴があいていません。ケースとコインを相手に渡して調べさせますが、仕掛けはけっしてわかりません。
考案 : 高橋 敬二(1981)
1つで成立しないことでも、複数にすると成立するというのは、アイデアを考える場合のひとつのテクニックです。「コインパニック」は、複数のコインを使うことによって、仕掛けがよりカモフラージュされ、また何枚ものコインに鉛筆をさすことにより、現象そのものもインパクトが強まっています。テンヨーの製品は、可能な限り道具を相手に渡して調べさせられるような工夫をしていますが、「コインパニック」は演技が終わったあとのロックシステムを取り入れた初期の作品です。このメカニズムは吉沢卓弥の考案です。
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