錯覚を強めるテクニック S. W. ウィドド (インドネシア)
準備としてロープを通さずにケースをずらし、中の短いロープをそれぞれ外の方向(ロープを通す口)に向けて押しつけます。ほんの数ミリ、端に向かってずらす感じです。そのまま、ケースを元に戻し演技を始めます。ロープをケースに通し、ケースをずらしてロープを切って見せます。次にケースの外側のロープを持って内側に向けて動かします。するとそれにつれて自動的に中のロープが中央に向かって動くため、その部分がひとつながりのロープに見えます。図1。反対の端でも同じことを行います。この動作をことさらセリフで説明せず、無言で、ロープの位置を調整しているように行うのです。この効果は自分でも錯覚してしまうほど強力です。
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